木質繊維断熱外張りシステム「StoTherm Wood」

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世界シェアNo.1の塗り壁Sto社シリーズ

「夏涼しく ・冬温かい 」を体感できる
木の外張り断熱システム


「自然から生まれた断熱材」:だから地球と人にやさしい

StoTherm Wood(シュトーサーモ ウッド)で使用している木質繊維断熱材は,森林資源を無駄なく有効活用しています.化石燃料に依存しない省エネルギー生産を実現することで,CO2削減に寄与.自然から生まれた持続可能な資源である木材を主原料とした木質繊維断熱材は,土に還る環境負荷の少ない素材でSDGsの取り組みにも繋がります.ホルムアルデヒドやVOCフリーでシックハウス・アレルギー対策にも最適で,住まう人の「安全・安心」な断熱材でもあるのが大きな特徴です.

StoTherm Wood(シュトーサーモ ウッド)3つの快適機能

❶断熱・蓄熱

夏は外の熱を通しにくく
冬は暖房の熱を逃がさない

❷透湿・調湿

湿気を吸放湿し結露を抑制
室内の温度も調整

❸遮音・吸音

断熱材の多孔質材料によって
音響環境も快適に
 

❶断熱・蓄熱

夏は外の熱を通しにくく,冬は暖房の熱を逃がさない
冬だけでなく夏も快適


断熱・蓄熱・熱容量が大きい断熱材が屋外からの熱を遮り,室内の熱をキープ

優れた断熱性能で長時間,室内への熱の侵入を阻止.蓄熱性能が高まることで温度の緩衝機能が働き,急激な温度変化が抑制され快適な室温を長時間維持します.

断熱材の熱伝導率と比熱の比較表


GUTEX社:ファイバーボード編

左:EPS、中:ファイバーボード、右:ロックウール
室温華氏78F(≒摂氏25.6°)からスタートし7分後の変化を比べました。
その結果、EPS:華氏87F(≒30.6℃、5℃上昇)、ファイバーボード:華氏78.9F(≒26.0℃、1.6℃上昇)、ロックウール:106.1F(≒41.2℃、15.6℃上昇)となりました。

GUTEX社:ウッドファイバー編

左:EPS、中:ウッドファイバー、右:ロックウール
室内温度20℃からスタートし、15分後の変化を比べました。
その結果、EPS:42.6℃(22.6℃上昇)、ウッドファーバー:24.8℃(4.8℃上昇)、ロックウール:70.0℃(50℃上昇)となりました。

●断熱材(密度/m³) 

1)Stoファイバーボード

185kg/m³

2)ウッドファイバー

55kg/m³

3)押出法ポリスチレンフォーム

25kg/m³

4)高性能グラスウール

16kg/m³

●熱伝導率(W/m・K) 

1)Stoファイバーボード

0.045

2)ウッドファイバー

0.040

3)高性能グラスウール

0.038

4)押出法ポリスチレンフォーム

0.028

●比熱(J/kg・K) 

1)Stoファイバーボード

2,100

2)ウッドファイバー

1,500

3)押出法ポリスチレンフォーム

1,300

4)高性能グラスウール

840

●熱容量(J/m²・K) 

1)Stoファイバーボード

388,500

2)ウッドファイバー

82,500

3)押出法ポリスチレンフォーム

32,500

4)高性能グラスウール

13,440

【熱容量とは】

物質の温度を単位温度だけ上昇させるのに必要な熱量のこと.

同じ熱量を加えても温度上昇速度は,「熱容量が大きいもの」は減速され,「熱容量が小さなもの」は加速されます.

欧米では熱伝導率だけでなく、熱容量(蓄熱)も重要視されています.

冬は熱伝導率、夏は熱量量(蓄熱)が効果を発揮します.

バランスの良いStoTherm Woodはまさに理想の工法です.


❷透湿・調湿

湿気を吸放湿し結露を抑制,室内の温度も調整


一般的なグラスウールやロックウールにはほとんど吸放湿性能はありません.それと比較して木質繊維断熱材は「湿気が高い時には吸収」また「低い時には放出」という働きにより湿度を制御するという機能を持っています.吸放湿性が高いとされているセルロースファイバーや羊毛よりも高い吸放湿性能を持ち,壁内部の結露の発生を抑制し,室内の湿度環境を快適に保ちます.さらに,ベースコート,プライマー,トップコートにも透湿性があり,システム全体で湿気を拡散し,結露を防ぐ機能を発揮します.


❸遮音・吸音

断熱材に含まれる多孔質材料で,音響環境も快適に


断熱材の持つ高密度の物性により建物の内外に対し高い遮音・吸音性能を発揮,
電車や飛行機,近所を走る車のエンジン音などの外部からの環境音を「Sto Fiber Board(ファイバーボード)」が遮音し,充填している「Sto Wood Fiber(ウッド ファイバー)」が室内で発生する生活音などの共鳴を吸音し,居住空間に快適性を提供します.

左:EPS
中:ロックウール
右:ウッドボード

外張り用木質繊維断熱材
「Sto Fiber Board(ファイバーボード)」

充填用木質繊維断熱材
「Sto Wood Fiber(ウッド ファイバー)」

工法の解説

/ 各種外断熱工法に関する解説

StoTherm Woodは「外断熱の開拓者Sto社」、「木断熱材大手のGUTEX社(ドイツ)」、「株式会社ウッドファイバー社(日本)」が採用している実績のある工法です.
工法は、充填断熱「ウッドファイバー」×外断熱「Stoファイバーボード」、または充填断熱「ウッドファイバー」×外断熱「EPS」からご選択できます.

※StoTherm Wood以外の工法で、充填断熱材ウッドファイバーのみのご依頼も承ります.

❶充填用木質繊維断熱材:Stoウッドファイバー

厚み 90mm【W=390 または 430mm × H=1240mm】

厚み100mm【W=390 または 430mm × H=1240mm】

厚み120mm【W=380 または 415mm × H=1240mm】

❷外張り用木質繊維断熱材:Stoファイバーボード さね付

厚み40mm【W=1300mm × H=600mm】

❸ベースコート: Stoレベルユニ

作業性の良いホワイトセメント入りベースコート.

優れた接着性と弾力性,耐候性.

❹補強メッシュ: Stoグラスファイバーメッシュ スタンダード

耐アルカリコーティングされたグラスファイバーメッシュ.簡単に施工ができ,高い耐衝撃性と耐亀裂性を実現.

❺プライマー: Stoプライマー

ベースコートの安定化とトップコートの接着性や発色を向上.下地を自然に呼吸させる水蒸気透過性も兼ね備える.

❻トップコート:Stoリット

高弾性・高耐候性で汚れにくいセメントフリーの有機質プラスター.
StoColor System(Stoカラーシステム)は国内調色センターで行うのでスピーディな納品と安定した品質が特徴.注)反射率(明度)20%以上のカラーに限定
オプションで超撥水性のある「StoLotusan(Stoロータサン)」も選択可能.

StoColor System(Stoカラーシステム)とは
 
StoLotusan(Stoロータサン)とは


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